ケーススタディ

2021/12/06

地域の資源循環を促進させるアクティベーションとしてラッピングデザインしたごみ収集車が座間市に納車されました!

2021年11月30日(火)に、WOOMSチームが企画・車体デザインをしたごみ収集車が座間市に納車されました。これは、サーキュラーエコノミーの実現に向けた協力連携協定に基づき座間市と協働し、ごみ問題について市民に伝えたいメッセージを考え、デザインされたものです。

納車式(右:佐藤市長)                              

今回、新たに加わったのは2台のごみ収集車。この2台は、座間市クリーンセンター職員の方々とWOOMSチームのメンバーとが、ごみ収集車を市民啓発に活用できないかということから、お互いにアイデアを出し合い、ディスカッションを重ね、デザインしたものになります。

左:座間市クリーンセンター職員の方とのディスカッションの様子  右:デザインスケッチ

1台は、座間市クリーンセンターの職員の方々が考案し描いた、街や河川を通じて海に流出してしまう海洋プラスチック問題を伝える「海のぜろうぇいすと号」。一見、キラキラした海をかわいいクジラやアザラシ、カメが泳いでいるようにみえます。ただ、よく見るとキラキラの正体はプラスチックごみ。動物たちも、その被害を受けている様子が描かれています。

海のぜろうぇいすと号

もう一台は、WOOMSチームが考案しデザインした、家庭から出る可燃ごみの大きな割合を占める生ゴミの減量策(コンポスト)を伝える「ROT号」。

この「ROT号」は、家庭から排出されるごみを削減するには、その大きな割合を占める厨芥類(生ごみ)を減らすことが課題であり、家庭でもできる解決方法「コンポスト」を知っていただきたいという想いから生まれました。

ご家庭で出ている生ごみを資源として循環させる「コンポスト」の仕組みを、魔法使いに扮した座間市のキャラクター「ざまりん」が紹介することで、子どもたちに「楽しそうなこと」 「不思議なこと」として興味をもってもらえるように描きました。 また、左右の構図は同じながら、堆肥をつくる「ざまりん」と、堆肥を使って豊かに育った野菜や果物に喜ぶ「ざまりん」を描くことによって、間違え探しのように楽しみながら学べる仕掛けも組み込んでいます。

ROT号

今後、「海のぜろうぇいすと号」「ROT号」は、座間市内を収集業務で循環するとともに、市内イベントへの出張や、こどもたち向けの環境教室で活躍する予定です。

勢ぞろいした「ざまりん号」と座間市クリーンセンターの方々

WOOMSでは、ごみのない世界「Beyond Waste」に向け、地域社会や様々な共創パートナーと連携した取組みを今後も継続していきます。

WOOMSチームメンバー

reporter=田村 高志

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