インタビュー
2023/03/23
WOOMSスタッフインタビュー-インフラ構築・運用力-【小田急電鉄 猪口 忠明】
鉄道における安全の確保を徹底する業務の経験は、収集業務でも大いに役立てると実感しています。
WOOMSのサービスには小田急電鉄の鉄道業で培った「インフラ構築・運用力」が活かされています。収集業務とも深くつながるスキルやノウハウについて、これまでに鉄道の安全強化に取り組む経験を持つスタッフ猪口さんに聞きました。
鉄道と収集業務には
インフラとして多くの共通点がある。
私は、WOOMS AppとWOOMS Portalを活用した収集業務のご提案、データ分析による業務改善に向けたコンサルタント、自治体様のごみの減量や資源循環の構築に向けたイベントの参画、ごみ収集業務の安全向上の施策の提案などに取り組んでいます。以前は、鉄道事業において複々線化事業や鉄道輸送の安全を統括する業務を担当していました。
具体的には、安全管理体制を強化するための体制づくり、訓練の実施の推進など担いましたが、実は、鉄道とごみ収集業務は世の中の経済や当たり前の毎日を支えるという点で多くの共通点があり、鉄道インフラの経験は収集業務の現場でも大いに役立てると実感しています。
業務を効率化することに費やしてきた
エネルギーとノウハウを伝えたい。
鉄道の安全を高める上で重要なのは、トップから現場まで一体となった安全体制の組織づくりや風土の醸成、社会のインフラを担うことへのやりがいを醸成することです。しかし、これらが真に活きるようにするためには、組織や一人ひとりの心の壁を乗り越えて、心を動かし、責任をもって行動してもらうことが不可欠となります。安全かつ迅速に心を込めて行う「プロ意識」が大切な収集業務はこの点でも鉄道と似ています。
また、鉄道と収集業務は、労働力不足への対応や働き方改革という課題においても共通していて、先進のデジタルの力は長年にわたって築かれてきた枠組みを変革する大きな助けになります。現場のやりがいを高め、業務を効率化することに費やしてきたエネルギーとノウハウを、ぜひWOOMS導入をきっかけに共有させていただければと思います。
システムの導入をお勧めするだけではない
気持ちが通じ合うパートナーとして。
現場の大切さを痛感してきた身としては、収集業務においてもその実態を体感した上で皆様と向き合いたいという思いがあり、自治体様のごみ収集業務に参加させていただいています。やはりうれしいのは、お客さまとの対話の中で、インフラを支える仕事の熱意が通じあった時ですね。特に、作業員の方と課題の認識やこれからのあるべき姿などについて共感できた時がうれしい瞬間です。
WOOMSはめまぐるしく変わる社会において、様々な課題を抱える収集業務の現場に対してはもちろん、管理業務を継続的に改善する新たなソリューションを提供することができます。そして、私たちの根本はやはり鉄道事業者であることです。単にシステムの導入をお勧めするだけではないパートナーとして共感や感動を共有し、社会インフラとしての使命を一緒に果たしていければうれしいです。